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仏で議論呼んだ植物状態の男性、生命維持装置停止から9日目に死去

2019-07-12 09:19


【ランスAFP=時事】交通事故で脳に重度の損傷を負いフランス北東部ランスの病院で植物状態となっていたバンサン・ランベールさん(42)が、生命維持装置の取り外しから9日目となる11日に死去した。ランベールさんの延命治療を継続するかどうかをめぐっては、死ぬ権利に関わる問題として仏国内で大きな議論となっていた。≪写真は仏ランスの病院にいた時のバンサン・ランベールさん。家族提供≫
ランベールさんのおいによると、ランベールさんは11日午前8時24分(日本時間同日午後3時24分)に死去した。
ランベールさんは2008年、交通事故で脳に重度の損傷を負い四肢まひとなり、医師から回復の見込みはないと診断された。植物状態となったランベールさんの延命措置継続をめぐっては家族はもとより、仏国民の意見も二分した。
法廷後見人でもあるランベールさんの妻は、書面には残されていないもののランベールさんが事故前、人工的に生かされるのは嫌だとはっきり意思表示していたと主張。
これに対し、熱心なカトリック教徒であるランベールさんの両親は延命治療を望み、法的措置によってこれまで5回にわたって医師による生命維持装置取り外しを差し止めてきた。
ローマ・カトリック教会のフランシスコ法王も今年5月、ツイッターでランベールさんに言及し、命は神からの贈り物であり、自然な死を迎えるまで守り抜くことが必要だと訴えていた。
数年におよぶ法廷闘争の結果、同国の最高裁に当たる破棄院がランベールさんの生命維持装置停止を認める判決を下し、ランスの病院の医師たちは今月2日から装置の取り外しに着手していた。【翻訳編集AFPBBNews】

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