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各地で鎮魂の祈り=阪神大震災24年に合わせ

2019-01-17 19:14

阪神大震災から24年となった17日、神戸市中央区で東日本大震災の追悼行事が、被災者を招いて開かれた。参加者は地震が発生した午後2時46分に黙とうし、「絆 3.11」の形に並べられた竹灯籠に向かって手を合わせた。
仙台市から参加した菅野勝子さん(63)は、宮城県名取市の自宅が津波で流された。家族は無事だったが、1分間の黙とうの最中、亡くなった多くの知人の顔が浮かんだという。
仮設住宅には神戸から大勢のボランティアが訪れ、掃除や交流会などの支援活動に励まされた。菅野さんは「震災で多くを失ったが、人とのつながりという大きなものを得られた。神戸もここまで復興した。自分も頑張らないと」と話した。
名取市の会社員荒川裕一さん(55)は、昨年末に自宅を再建。「街も復興し、自分たちも頑張っているよ」と津波で亡くなった母親に語り掛けたという。
主催したボランティア団体会長の山川泰宏さん(80)は「被災地間の絆を深める機会となって良かった。東北の被災者の方は、復興に向けて前向きに進んでほしい」と語った。
一方、今年は新たに東京都千代田区の日比谷公園でも、阪神大震災の追悼行事が開かれた。インターネットで神戸会場と中継が結ばれ、神戸から運んだ火をともしたキャンドルを囲んだ参加者が、発生から半日後の午後5時46分に黙とうをささげた。
同い年のいとこが神戸市東灘区で亡くなったという世田谷区の無職田中隆介さん(79)は、東京での開催について「いいことだと思う。これからも元気なうちは来たい」と話していた。
[時事通信社]

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