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鎮魂願い教訓次世代へ=各地で追悼、防災訓練―阪神大震災24年

2019-01-17 22:37

6434人の死者を出した阪神大震災は17日、発生から24年となった。兵庫県内各地では追悼行事が開かれ、遺族らが鎮魂の祈りをささげるとともに、震災の教訓を次世代に生かす誓いを新たにした。
神戸市中央区の公園「東遊園地」では、NPO法人などが追悼の集いを開催し、約4万8000人が参加。震災経験を後世につないでいく思いを込め、「1995 つなぐ 1.17」の字をかたどった竹灯籠に火がともされた。地震が発生した午前5時46分、遺族らが黙とうし、犠牲者の冥福を祈った。
追悼式で、遺族代表の柴田大輔さん(31)=同市長田区=は弟2人を失った体験を振り返り、「震災で培った人と人のつながりの大切さなどを次の世代に語り継いでいきたい」と述べた。
神戸市は午前10時、「シェイクアウト訓練」を市内全域で実施。参加者が一斉に「頭を守る」などの行動を取り、地震発生時の安全行動を確認した。
県なども正午前から同市内で追悼式典を開催。井戸敏三知事は「平成の終わりとともに『大災害時代』が終わるわけではない。自治体、県民、企業が一体となり、安全安心なふるさと兵庫の実現に全力で取り組む」とあいさつ。市立渚中学校2年の黒岡桃愛さん(14)は「地域との関わり合いを強め、地震が起きても地域を守っていける存在になりたい」と決意を述べた。
会場周辺では、東日本大震災や熊本地震、西日本豪雨などからの復興を応援するため、東北地方や北海道、岡山、熊本両県の物産販売や観光PRを実施した。
[時事通信社]

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