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幹部聴取に官房長同席=報告書、客観性一段と揺らぐ―統計不正

2019-01-28 11:48

厚生労働省による毎月勤労統計の不正調査問題で、第三者の特別監察委員会(委員長・樋口美雄労働政策研究・研修機構理事長)が行った課長・局長級の幹部職員に対するヒアリングに、同省の定塚由美子官房長が同席していたことが28日、分かった。課長補佐以下の職員だけでなく、幹部職員の聞き取りにも同省が関与していたことで、監察委の調査報告書に対する客観性や信頼性は一段と揺らぎそうだ。
菅義偉官房長官は同日午前の記者会見で、定塚官房長が同席していた事実を認めた上で、今後の再調査では同席させない方針を示した。
監察委は22日に報告書を公表したが、その後に課長補佐以下の聞き取りを厚労省職員が実施していたことが判明。野党から厳しい批判を受け、根本匠厚労相が再調査を行う方針を25日に表明していた。聴取に厚労省が関与したため、同省にとって都合の悪い発言が抑えられた可能性がある。
[時事通信社]

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