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経営統合、失脚の引き金に=ゴーン容疑者、日産幹部の「陰謀」と主張

2019-04-09 23:55

日産自動車前会長のカルロス・ゴーン容疑者は9日に公開した動画で、自身の失脚について「企業連合が統合・合併に向けて進むことが、(日産内部の)ある人たちに脅威を与えた」と述べ、フランス自動車大手ルノーとの経営統合問題が引き金になったとの見方を示した。経営の独立性が脅かされることを恐れ、日産幹部が「陰謀」を仕組んだと主張している。
ゴーン容疑者は、日産の業績が低迷しているほか、品質関連の不正が相次いでいる点も指摘。「現経営陣に問題があった」と語り、名指しは避けたものの、日産の西川広人社長らを批判した。「業績を向上させるビジョンも、企業連合の将来をより強化するためのビジョンもない」と現経営陣をこき下ろした。
また、「コンセンサスによる意思決定は、自動車業界ほど競争の激しい産業では何のビジョンも生み出さない」と説明。「リーダーシップは良いことのために発揮される。独裁などではない」と強調し、強大な権限を掌握する自らの経営手法を正当化した。
西川社長は9日夜、記者団に対し、ゴーン容疑者が動画を通じ陰謀論を唱えたことについて「じっくり見ていない」と述べるにとどめた。
[時事通信社]

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