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日産、「ゴーン色」一掃へ=不正情報、ルノーに提供も

2018-12-10 18:12

日産自動車は、前会長のカルロス・ゴーン容疑者の不正に関する情報を、提携相手のフランス自動車大手ルノーに提供する方向で検討に入った。「ゴーン色」一掃に向け、同社の会長兼最高経営責任者(CEO)にとどまっているゴーン容疑者の解任をルノーに促す構え。ただ、今回の役員報酬隠し事件では法人としての日産自身も起訴されており、企業統治改革が急務になっている。
日産は先月22日の取締役会で、ゴーン容疑者の会長職を解任した。内部調査で不正が判明したほか、東京地検に逮捕されたためで、傘下の三菱自動車も「業務遂行が困難になった」として、同社会長を解任した。
一方、日産の筆頭株主であるルノーは20日の取締役会では会長兼CEOの解任を見送った。「内部調査に関するすべての情報の提供を日産に要請する」と声明を出しており、3社連合の対応が分かれていた。
日産幹部は「今は(ルノーにとって)中途半端な状況だ」と指摘。「捜査の邪魔にならないように時機を見て情報を出す議論をしている」と明らかにした。ルノーに続き、一般への情報公開も検討しているという。
[時事通信社]

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