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日本は数少ない「友人」?=トランプ氏、同盟国との関係ぎくしゃく

2018-12-01 15:03

【ブエノスアイレス時事】トランプ米大統領は30日の安倍晋三首相との会談で、日米の絆の深さを改めて強調した。「米国第一」を掲げ20カ国・地域(G20)で孤立する場面の目立つトランプ政権にとって、貿易面で課題を抱えながらも良好な関係が安定して続く日本は、今や数少ない「友人」と言える。
「米日関係は歴史的に見ても、かつてないほど盤石だ」。日米首脳会談の冒頭、トランプ氏は両国の親密な関係を誇示。安倍氏が3選を決めた自民党総裁選にも触れ「見事に大勝利したが、私は全く驚かない」と持ち上げた。G20会議参加首脳による記念撮影でも、2人は並んで親しげに言葉を交わした。
一方、トランプ氏は就任以来、北大西洋条約機構(NATO)における米国の過大な負担の是正を要求し、欧州の同盟諸国とぎくしゃくした関係が続いてきた。政権初の国賓として招くなど、欧州主要国では比較的良好な関係とされたフランスのマクロン大統領とも、米国のイラン核合意離脱やマクロン氏の「欧州軍」構想をめぐって亀裂が鮮明になっている。
隣国のカナダ、メキシコとも、G20会議に合わせて北米自由貿易協定(NAFTA)を改定した新協定署名にこぎ着けたものの、関係はしっくりしていない。メキシコとは不法移民流入阻止に向けた「国境の壁」建設をめぐる対立も抱える。
トランプ氏が関係改善を唱えるロシアのプーチン大統領とは、ロシア警備艇によるウクライナ艦船拿捕(だほ)を受け、予定していた首脳会談を中止。米国が中東政策の重要パートナーと位置付けるサウジアラビアとも、トルコで起きたサウジ人記者殺害事件へのムハンマド皇太子の関与が取り沙汰される中、皇太子との会談を見合わせた。
[時事通信社]

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