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米大統領、サウジ皇太子と言葉交わす=英仏首脳、記者殺害の究明要求

2018-12-01 09:15

【ブエノスアイレス時事】トルコで起きたサウジアラビア人記者殺害事件への関与が取り沙汰されているサウジのムハンマド皇太子が、30日開幕の20カ国・地域(G20)首脳会議に出席した。トランプ米大統領は皇太子と言葉を交わしたものの、会談は見送り。英仏首脳は、事件の真相究明の必要性を皇太子に直接訴えた。事件については、開幕直前に首脳らが顔を合わせた関連会合でも「話題に上った」(日本政府同行筋)という。
米高官は同行記者団に「(トランプ)大統領は(首脳会議に)出席した他の首脳に対するのと同様、(皇太子と)あいさつを交わした」と説明。トランプ氏は記者団に「話し合いはしていない」と述べ、突っ込んだやりとりがなかったことを強調した。トランプ氏は記者殺害に関し、皇太子の責任を追及せず、サウジとの関係を重視する姿勢を示している。
一方、AFP通信などによると、フランスのマクロン大統領は皇太子と約5分間、「立ち話」形式で意見交換し、殺害事件を調査する国際的な専門家チームが必要だと主張した。サウジのメディアが伝えた動画では「あなたは私の話を絶対に聞き入れない」と話すマクロン氏に、皇太子は「もちろん聞き入れる」と応じている。
ロイター通信によれば、メイ英首相は皇太子に「記者殺害に関与した者の責任を問うとともに、同様の事件の再発防止に向けた行動を起こす」よう求めた。
[時事通信社]

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