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十数口座に詐取金分散=地面師、海外に送金も―積水ハウス55億円被害・警視庁

2018-10-18 05:07

積水ハウス(大阪市)が東京都品川区の土地取引をめぐり約55億円をだまし取られた事件で、逮捕された地面師グループが詐取金の大部分を国内の十数口座に分散して入金していたことが18日、捜査関係者への取材で分かった。一部は海外の口座にも送金されており、警視庁捜査2課は金の流れを分かりにくくする目的があったとみて調べている。
積水ハウスは昨年4月、地主に成り済ました地面師グループと品川区西五反田の土地の売買契約を締結。同年6月1日までに約63億円を預金小切手などで支払い、約55億円が回収不能となった。
捜査関係者らによると、このうち約10億円がグループと積水ハウスを仲介した不動産会社の実質経営者生田剛容疑者(46)=偽造有印私文書行使などの容疑で逮捕=に渡り、約28億円が本物の地主の女性をかたって開設された口座に送金されるなどしたという。その後も現金で引き出されたり、別の口座に送金されたりして、最終的に国内の十数口座に分散して入金された。
一部の現金は韓国やフィリピンなどにも送金。捜査2課は、韓国への送金には生田容疑者が、フィリピンについては同国へ出国したカミンスカス操容疑者(58)=同容疑などで逮捕状=が関与したとみて、金の流れの解明を急いでいる。
[時事通信社]

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