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「地面師」ら8人逮捕=偽造書類で土地登記の疑い―積水ハウス55億円被害・警視庁

2018-10-16 19:04

積水ハウス(大阪市)が東京都品川区の土地購入代金約55億円をだまし取られた事件で、偽造した書類で土地の移転登記をしようとしたとして、警視庁捜査2課は16日、電磁的公正証書原本不実記録未遂と偽造有印私文書行使の容疑で、地主に成り済ました「地面師」グループら十数人のうち、職業不詳羽毛田正美容疑者(63)=足立区足立=と不動産会社の実質経営者生田剛容疑者(46)=渋谷区恵比寿=ら男女8人を逮捕した。
同課によると、羽毛田容疑者は「(本物の)土地所有者に成り済ましたのは間違いない」と話し、残り7人は容疑を否認しているという。
リーダー格とみられる男が国外に逃亡しており、警視庁は逮捕状を取って残りのメンバーと合わせて行方を追うとともに、積水ハウスに対する詐欺容疑も視野に捜査を進める。
逮捕容疑は昨年6月上旬ごろ、品川区西五反田にある約2000平方メートルの土地について、東京法務局品川出張所で偽造した委任状などの書類を提出して地主の女性に成り済まし、虚偽の土地移転登記をしようとした疑い。
積水ハウスなどによると、同社は昨年3月に土地の売却情報を得て、同4月24日に地主を名乗る女と不動産会社を介して土地を買い受ける契約を結んだ。6月1日までに手付金と残金の計約63億円を支払い、品川出張所に移転登記を申請したが、書類が偽造と発覚して同9日に却下された。
最終的に約55億5000万円が回収不能となり、積水ハウスは8月に被害を公表。詐欺容疑で警視庁に刑事告訴していた。
[時事通信社]

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