特集


途絶えた足取り、募る焦燥=支援得て潜伏?ネットで追跡も―容疑者逃走2週間・大阪

2018-08-25 15:42

大阪府警富田林署から樋田淳也容疑者(30)が逃走して26日で2週間。関与が疑われるひったくりの発生は途絶え、捜査幹部は手掛かりのない状況に焦りを募らせる。進まぬ捜査に、インターネット上では、独自に似顔絵を作成して情報提供を求める動きも始まっている。
捜査関係者によると、逃走から数時間後の13日未明、実家のある同府松原市内の防犯カメラに何かを食べながら歩く樋田容疑者が映っていた。近くで黒いバイクを盗み、大阪市内でひったくりをした後、再び戻ってきた際の映像とみられる。
同容疑者が逃走後に関与したとみられるひったくりは計5件。捜査を警戒したのか、現金だけ盗み残りはすぐ捨てたり、携帯電話をトラックの荷台に投げ込んで所在地をたどれなくしたりと、慎重な行動を取っていた。
盗んだ現金は総額4万円余で、14日を最後に1週間以上新たな犯行はなし。盗んだ金をほそぼそと使って潜伏しているか、知人にかくまってもらっている可能性が高い。
同容疑者が逮捕前、知人の名義で契約したガレージを生活や盗品保管の拠点にしていたことも判明。捜査本部はひったくり後に松原市内に戻ったのは、土地勘を生かし、知人の支援を得る目的とみて、交友関係の洗い出しや空き家捜索を重点的に続けている。
一方、ネット上では追跡の手助けをしようと、樋田容疑者の写真を金髪や眼鏡など数十パターンに加工した画像を公開するなど、府警が公表した資料に手を加え情報提供を募る動きが広がる。
手配写真を3D化し、回転させて横顔や後ろ姿も見られるようにした画像を作ったのは東京の制作加工会社。代表の男性(44)は「正面以外の情報があればより警戒できる。警察が情報を追加すれば、より精度を高めたい」と話す。
捜査幹部は「市民の協力はありがたい。早く捕まえて安心してほしい」と話している。
[時事通信社]

その他 特集記事