特集


破損のアクリル板30年間交換なし=目視だけ、強度検査せず?―容疑者逃走・大阪

2018-08-14 17:09

大阪府警富田林署から勾留中の樋田淳也容疑者(30)が逃走した事件で、破られた面会室のアクリル板は30年前に設置され、一度も交換していなかったことが14日、捜査関係者への取材で分かった。点検は目視だけで、実際に押して強度を確かめてはいなかったという。府警は劣化や問題が見逃されていなかったか調べるとともに、他の警察署にも設備の再点検を通知した。
捜査関係者によると、面会室を仕切るアクリル板は同署が建てられた1989年に設置。金属製の枠にはめ込み、接着剤で固定する構造で、約1センチの厚さがある。これまで交換や補修はしていないという。
府警本部は各警察署の留置施設について、最低年1回、設備の状況を調べる「監査」を実施。富田林署も7月に行ったが、消防設備の動作確認などが中心で、アクリル板の状態は点検項目に含まれていなかった。同署も独自に面会室などに異常がないか毎月点検しているが、板の状態はほぼ目視確認だったという。
[時事通信社]

その他 特集記事