特集


ギリシャ、8年ぶり支援脱却=国民に「改革疲れ」

2018-08-18 15:24

【ブリュッセル時事】欧州連合(EU)によるギリシャへの金融支援が20日に終了する。財政赤字隠し発覚で経済危機に陥ったギリシャは約8年に及んだ支援から脱却し、「再び自分の足で立つ」(チプラス首相)。ただ、国民の「改革疲れ」が懸念され、支援で積み上がった巨額債務の返済には不安が残る。
2011年にマイナス9.1%に落ち込んだギリシャの実質経済成長率は、金融支援や世界経済の回復で17年はプラス1.4%に改善。18、19年は2%台の成長を見込む。
しかし、失業率は低下傾向にあるものの19.5%と依然高水準。金融支援と引き換えに進めてきた年金減額や増税など財政緊縮策への国民の不満は根強く、チプラス氏率いる急進左派連合(SYRIZA)の支持率は低迷したままだ。
来年秋に総選挙を控える中、歳出圧力が強まる恐れもある。国際通貨基金(IMF)は7月末に公表した審査報告書で、「改革疲れが構造改革の遅れや後退を招く可能性がある」と警告した。
[時事通信社]

その他 特集記事