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「人民元安操作」を監視=G20で為替問題強調も―米

2018-07-21 09:40

【ブエノスアイレス時事】ムニューシン米財務長官は20日、ロイター通信とのインタビューで、中国が輸出に有利になる人民元安を誘導するため、外国為替市場で操作をしているか「慎重に審査する」と明言した。21、22日にアルゼンチンで開く20カ国・地域(G20)財務相・中央銀行総裁会議で、米国が貿易問題に絡めて通貨安を取り上げるよう求める可能性がある。
ムニューシン氏は「通貨を弱くすることで中国が有利になるのは明らかだ」と指摘した。10月に公表する半期為替報告書で「操作国」に認定すれば、制裁措置の適用対象になるとけん制した。中国や日本は為替報告書で「監視対象」となっているが、為替操作国には認定されていない。
トランプ米大統領も20日ツイッターで「中国や欧州連合(EU)などは自国通貨を操作し、金利も低くしてきた」と不満を表明。G20で議題となる貿易問題で事態打開の糸口が見えない中、米国が不公正貿易慣行に加え、輸出に有利になる通貨安や低金利策を新たな攻撃の標的にする可能性がある。金融緩和を続ける日本も問題視されかねない。
[時事通信社]

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