特集


「平成の終わり感じる」=拘置所近くの住民―オウム死刑執行

2018-07-26 11:48

オウム真理教による一連の事件で、元幹部6人の死刑が執行された。元幹部らが収容されていた拘置所上空ではヘリが旋回し、警察官が配置されるなど物々しい様子。周辺住民は「平成の終わりを感じる」「仕方がない」と思いを吐露した。
端本悟死刑囚(51)ら3人の死刑が執行された東京拘置所(東京都葛飾区)前には朝から報道陣が50人以上集まった。
1本前の電車に乗っていれば長女が地下鉄サリン事件に巻き込まれかねなかったという、近くの男性(68)は、拘置所前で立ち止まって様子をうかがい、「もっと早く執行されるべきだった。ようやくだ」と語った。
近所の女性は(40)は「やっと終わった。事件当時は高校生だったが、もう子どもが3人いる」。元代表の松本智津夫元死刑囚の刑執行以降、子連れの人は、警戒して拘置所周辺を避けているという。
ウオーキングでよく周辺を歩くという足立区の男性(63)は「死刑執行の順番の説明が不足している。同時にすべきだった」と批判。「区内にある教団関連施設の動きが気になる。拘置所も聖地にならないといいが」と思案顔だった。
名古屋拘置所(名古屋市)では、近くに住む女性(70)が「世界的に死刑はなくなる方向だが、被害者のことを思えば仕方がない」。拘置所前に住む別の女性(48)は「平成の終わりを感じる。(遺体の奪還などの動きがないか)これからが怖い」と不安げな顔を見せた。
仙台拘置支所(仙台市)では、近くを散歩中だった女性が「執行まで長引かせることなくよかった」と語った。
[時事通信社]

その他 特集記事