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遺体、四女に引き渡し検討=松本元死刑囚が「遺言」―オウム後継と決別・法務省

2018-07-07 21:43

死刑が執行されたオウム真理教の元代表松本智津夫元死刑囚(63)の遺体について、法務省が元死刑囚の四女(29)への引き渡しを検討していることが7日、関係者への取材で分かった。執行前、松本元死刑囚が「遺言」を残したという。
四女は、教団後継団体との決別を宣言し、松本元死刑囚ら両親と「縁切り」している。松本元死刑囚の刑が執行された6日には、「一度の死刑では足りないほどの罪を重ねたが、彼を知る人間の一人として今はその死を悼みたい」とするコメントを発表した。
四女に遺体を引き取る意思があるかどうかは不透明だが、他の親族らは7日、連名で上川陽子法相ら宛ての要求書を提出。「(松本元死刑囚が)特定の人を遺体の引き取り人に指定することはあり得ず、到底納得できない」として、妻(59)に引き渡すよう求めた。
法曹関係者によると、執行された死刑囚の遺体は、本人の遺言などによる指定がなければ、配偶者を最優先に引き渡される。仮に四女が引き取りを拒否した場合、妻に引き渡される可能性が高いという。
妻は後継団体「Aleph(アレフ)」と関係があるとされ、公安当局は、妻が引き取った場合、元死刑囚の「神格化」が進む恐れがあるとして、警戒を強めている。
四女は2017年、代理人の滝本太郎弁護士とともに記者会見し、横浜家裁に松本元死刑囚ら両親を相続人から外すよう申し立て、同年10月に認められたと発表。子どもからの申し立ては異例で、四女は「家族の下を離れ、信仰とも完全に決別している」と話していた。
[時事通信社]

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