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「心神喪失で違法な執行」=廃止団体が会見、手記公表も―オウム死刑執行

2018-07-06 20:48

オウム真理教の元代表松本智津夫死刑囚(63)ら7人の刑執行を受け、死刑廃止を訴えるNPO法人「監獄人権センター」(海渡雄一代表)などが6日、東京都内で記者会見した。海渡代表は松本死刑囚が心神喪失状態だったと指摘し、刑執行について「刑事訴訟法に違反している可能性が極めて高い違法な執行」と批判した。
海渡代表は再審請求中の死刑執行について「死刑確定者の権利を侵害しただけでなく、司法の権威そのものを否定した暴挙だ」と指摘した。
会見では市民団体「死刑廃止国際条約の批准を求めるフォーラム90」の原稿依頼に寄せられた早川紀代秀死刑囚(68)の手記の一部が公表された。
早川死刑囚は被害者らに謝罪した上で「テロを実行して得られたものは、苦しみと悲しみでした」と現在の心境を吐露。「(松本死刑囚が)なぜあのような犯行の指示を出したのかということは推測でしか語れない」と指摘し、死刑判決に強い不満を述べていた。
さらに新実智光死刑囚(54)が恩赦を出願した際に提出した文書の一部も読み上げられた。同死刑囚は「今は償うことだけしか頭にありません」などとする反省の言葉を述べ、「今後も、事件の責任を他人に転嫁せず、その責任を真摯(しんし)に受け止め、反省の日々を送る所存です」としていた。
[時事通信社]

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