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支援学校「また一緒に」=豪雨で浸水、4カ所で2学期―岡山・真備

2018-08-01 14:24

西日本豪雨で広い範囲が浸水した岡山県倉敷市真備町地区。決壊した小田川の堤防近くにある県立倉敷まきび支援学校(同町箭田)も、大きな被害を受けた。スクールバスは全て廃車。2学期からは他の支援学校など4カ所に分かれて授業を行う。校舎の片付けに追われる教員は「いずれまた、みんなで一緒に勉強したいという思いが心の支えになっている」と力を込めた。
まきび支援学校は2014年に開校。知的障害と肢体不自由の両部門にそれぞれ小学部から高等部まであり、348人が在籍する県内最大の特別支援学校だ。浸水当時は誰もおらず全員無事だったが、校舎は2階まで浸水し、スクールバスは6台とも廃車になった。
2学期は9月3日からの予定だが、生徒らは倉敷市や岡山市などの支援学校3校と、まきび支援学校のグラウンドに建設予定のプレハブ校舎に分かれて通う。今は通学用のバスを探しており、校舎の復旧は来年4月が目標だ。
「学校ができて5年目で、とてもきれいな校舎だった」と片付け作業で汗を流す男性教員は肩を落とした。女性教員は「パン工房や喫茶店まで漬かってしまった」と言葉を詰まらせながらも、「少しでも落ち着いて勉強できる環境づくりをしたい。今やらなければ間に合わない」と前を向いた。
ボランティアの申し出もあるが、校内には生徒らの個人情報を含む書類がある上、土砂で駐車場が狭くなったことなどから受け入れていない。7月22日に開かれた説明会では、保護者から「本当に大丈夫なのか」といった不安の声とともに、「頑張って」「できることがあれば」などと励ましの言葉もあったという。
[時事通信社]

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