特集


データ復旧「諦めないで」=豪雨で水没、修理依頼相次ぐ―岡山・倉敷

2018-08-01 05:02

西日本豪雨で浸水被害を受けた岡山県で、水没したパソコンなどに入っていたデータを復旧してもらおうと、被災した住民らが専門店に連日足を運んでいる。長時間水に漬かってもデータを取り出せるケースがあり、修理業者は「諦めないで」と呼び掛けている。
倉敷市の「パソコンドック24岡山倉敷店」。同市真備町地区で広告関連の会社を経営する男性(60)は、ノートパソコンの外付けハードディスクを持って訪れた。自宅が床上浸水し、2階に持って上がろうとしたが間に合わず水没したという。
ディスクの中には30年撮りためた写真や取引関係のデータが保存されており、「ないと困る」とため息をついた。
矢掛町でクレーン車のリースなどを手掛ける会社には、近くを流れる小田川の決壊で2メートルほどの高さまで水が押し寄せた。1階にあったパソコン4台が水没し、データをバックアップしていたUSBメモリーも片付けに紛れて捨てられた。
それでも、同店に依頼して顧客の管理簿や見積書などのデータを取り出すことに成功。経理担当の平井富子さん(65)は「これがないと何もできない。(休業していた)20日分を取り戻さないといけないから大変」と少しほっとした様子だった。
店長の高旗勇人さん(54)によると、持ち込まれた機器のうち、3日間水没していた外付けハードディスクからデータを取り出せたケースもあった。ぬれた場合は内部の電子部品の腐食が進まないように、袋で密閉することが重要という。
高旗さんは「早く対処した方がいいが、諦めないで専門店に相談してほしい」と話している。
[時事通信社]

その他 特集記事