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斜面崩壊7000カ所超=崩れにくい山頂からも土石流―広島大調査・西日本豪雨

2018-07-27 05:32

西日本豪雨による土砂災害で甚大な被害を受けた広島県南部で、土石流など斜面崩壊が少なくとも7000カ所以上で発生していたとする調査結果を、広島大学の研究チームが27日までに発表した。崩れにくい山頂部や、もろくない地質でも崩落したケースが目立ち、専門家は「風化した層が大規模な降水で流れ出たのではないか」と分析している。
研究チームは、広島県南部の約2000平方キロメートルについて、国土地理院が撮影した被災前後の航空写真を比較。斜面崩壊発生の有無を調べた結果、少なくとも7448カ所で確認された。
自治体別では、東広島市が2730カ所と最も多く、呉市の1460カ所、三原市の1077カ所と続く。崩壊の種別は土砂が谷に沿って流れる土石流が6852カ所、崖崩れが596カ所だった。
雨による斜面崩壊は通常、水がたまりやすい山の低い位置で発生するが、今回は山頂部から崩落が始まるケースが多かった。県内では72時間の降水量が20地点以上で観測史上最大となっており、広範囲にわたる記録的な豪雨が原因とみられる。
[時事通信社]

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