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竹下派、8月上旬に対応決定=強まる首相支持、自主投票も―自民総裁選

2018-07-26 18:25

自民党竹下派は9月の党総裁選について、8月上旬に対応を決める。岸田派会長の岸田文雄政調会長の不出馬を受け、総裁選告示直前としていた当初方針を前倒しした。竹下派は茂木敏充経済再生担当相らを中心に安倍晋三首相の3選支持が多数派だが、石破茂元幹事長を推す議員もおり、自主投票を求める声も出ている。
竹下派会長の竹下亘総務会長は26日の同派会合で、岸田氏を念頭に「状況が一変した。グループの態度を盆までに決めたい」と述べ、意見集約を急ぐ考えを示した。8月2、7両日に所属議員の意向を聞いた上で、9日に長野県で開く地方例会で決定する方針だ。
竹下氏は、西日本豪雨の復旧・復興対応のため首相や石破、岸田両氏の態度表明が遅れると見て、判断を急がない方針だった。総裁選後に予想される内閣改造・党役員人事に向け、ぎりぎりまで55人が所属する竹下派の存在感を高める思惑からだ。
だが、岸田氏は竹下氏の想定より早く、7月24日に不出馬と首相支持を表明。首相が3選へ着実に歩を進める中で、竹下派としても意思決定を早める必要に迫られた。
同派は、茂木氏のほか加藤勝信厚生労働相や山口泰明事務総長ら首相に近い主要メンバーがもともと多い。ただ、首相支持で主要派閥に後れを取った形となり、「早く決断しないといけない」(幹部)と竹下氏への不満の声も漏れる。
一方、参院を中心に一定の票が石破氏に流れるとの見方がある。引退してもなお参院竹下派に影響力を持つ青木幹雄元参院議員会長の長男一彦氏は、2016年参院選で合区された「鳥取・島根」選挙区で立候補。当選に尽力した党鳥取県連会長の石破氏に借りがあるためだ。
今回、竹下氏は選挙区での協力関係など各議員の個別事情に応じた対応はやむを得ないとの考えも示している。同派として首相支持を打ち出したとしても、かつての「鉄の結束」を示せるかは不透明だ。
[時事通信社]

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