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洞窟の少年ら、救出は「奇跡」=元気に退院、初の会見―タイ

2018-07-18 23:00

【チェンライ(タイ北部)時事】タイ北部チェンライ郊外の洞窟から救出されたサッカー少年12人とコーチが18日、入院していた市内の病院を退院し、初めて記者会見に臨んだ。少年らは、救助隊の潜水士に発見されたのは「奇跡だった」などと語った。
会見場にはユニホームを着て登場。元気にボールを蹴ってみせ、回復ぶりをアピールした。医師は「全員、体重が約3キロ戻り、通常の健康状態だ」と説明した。
コーチのエカポンさん(25)は洞窟内の水位が上がる中、脱出を目指して交代で穴を掘り続けたことを明らかにした。「何もせずに待っていることはできなかった」という。一方、アドゥン君(14)は発見された時、「人の声がして、聞き間違いかもしれないと思ったら潜水士が水から出てきた」と語った。
最年少のチャニン君(11)は「とてもおなかがすいていたので、食べ物のことは一切考えないようにした」と飢えの苦しみを振り返る一方、「貴重な教訓を得た。忍耐強くなった」と述べた。
救助活動に当たった元海軍特殊部隊員が死亡したことに関し、エカポンさんは「犠牲のおかげで私たちは普通に生活できる。私たちが死の原因をもたらし、遺族に重い負担をかけた」とうなだれた。
少年らは洞窟に行くことを家族に事前に伝えておらず、「謝りたい」と口々に語った。エカポンさんは「今後は洞窟には入らない。ガイドを頼まれても洞窟の外から案内する」と述べ、少年らも「二度と入らない」と誓った。
[時事通信社]

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