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悪質タックル「内田氏の指示」=日大第三者委が中間報告―アメフット

2018-06-29 18:47

アメリカンフットボールの悪質タックル問題で、日本大が設置した第三者委員会は29日、東京都内で記者会見し、「タックルは(前監督の)内田正人氏と(前コーチの)井上奨氏の指示で行われたものである」とする中間報告を発表した。
5月6日の定期戦で、日大選手が関西学院大の選手にけがをさせたタックルは、傷害の意図を含んでいたと認定。反則を伴うタックルの指示が常態化していたことも明らかになったという。
第三者委は内田氏、井上氏は指導者としての資質を著しく欠き、責任を免れて選手に押しつけようとしている姿勢も極めて悪質と断じた。勝丸充啓委員長(弁護士)は両氏を聴取した際、「反省していないと思った」との印象を持ったと述べた。
問題発覚後に一部の日大関係者や職員が、両氏の指示はなかったようにしようとして不当な介入をしたり、学生らに口封じを図ったりしたとも指摘。日大が公募している後任監督については外部を交えた選考委員会を設け、透明感を持って選考を進めてほしいと注文した。
第三者委は7月末をめどに、ガバナンス体制の検証や再発防止策などを加えた最終報告を行う。
悪質タックルは、関東学生連盟の規律委員会による調査でも内田氏と井上氏の指示が認定された。
◇第三者委の中間報告骨子
▽危険なタックルは、内田正人氏と井上奨氏の指示で行われた。
▽内田氏と井上氏は、不自然な弁解を繰り返し、自らの責任を免れ、選手に責任を押しつけようとしている。その姿勢も極めて悪質である。
▽一部の日大関係者により、当該選手に責任を押し付け、監督、コーチの指示はなかったことにしようとする不当な介入が行われた。
▽日大アメフット部の再建は、内田氏、井上氏、不当な介入を行った関係者の影響が完全に排除された状態で行わなければならない。
▽監督公募については、公平公正な選考委員会を設け、透明感を持って選考手続きが進められることを望む。
[時事通信社]

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