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拉致「日朝協議で解決」=貿易、米と建設的対話―安倍首相

2018-06-10 10:21

【ケベック市(カナダ東部)時事】安倍晋三首相は9日(日本時間10日)、内外記者会見に臨み、北朝鮮による日本人拉致問題について「最終的にわが国自身が北朝鮮と直接協議し、解決していく決意だ」と述べ、日朝首脳会談実現に改めて意欲を示した。また、米国による輸入制限の打開に向け、日米間で建設的な対話を行いたいとの意向を示した。
首相は「日朝首脳会談を行う以上は核・ミサイル、何よりも重要な拉致問題の解決につながることが重要だ。解決につながる形で実現されればいい」と強調。その上で「核・ミサイル・拉致問題が解決すれば、わが国も平壌宣言に基づき、不幸な過去を清算して国交正常化し、経済協力を行う用意がある」と述べ、北朝鮮に軟化を呼び掛けた。
首相は12日の米朝首脳会談に関し、「トランプ米大統領は拉致問題の提起を力強く約束してくれた」と説明。「大きな成果を挙げることを強く期待している」と述べた。
また、北朝鮮制裁について「国連安保理決議の完全な履行を求めていくことを先進7カ国(G7)の総意として合意した」と語った。
日本も対象となっている鉄鋼・アルミニウム輸入制限をめぐり、首相は茂木敏充経済再生担当相とライトハイザー米通商代表部(USTR)代表による新たな貿易協議(FFR)を通じて歩み寄りを目指す意向を表明。「米国と相互に利益となるような建設的な対話を行っていきたい」と述べた。
首相は、トランプ氏が提案したロシアのサミット復帰に関し「世界が直面する課題に処方箋を示すためにはロシアの建設的関与を求めていくことも必要だ」と、一定の理解を示した。
[時事通信社]

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