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吉田輝、ピンチで強心臓=粘って初先発初勝利―プロ野球・日本ハム

2019-06-12 23:29

平日のナイターにもかかわらず3万人を超える観客が見詰め、相手はセ・リーグ3連覇中の広島。ファンと球団の期待の高さが分かる1軍初舞台だった。日本ハムの新人、吉田輝が84球、5回1失点で初登板初勝利。「すごく楽しみながらマウンドに上がれた」とデビュー戦で強心臓ぶりを見せつけた。
栗山監督は試合前、「頭が真っ白になったとき、何ができるのか楽しみ」とルーキーのピンチでの投げっぷりに期待していた。力みもあって立ち上がりは制球がままならない。先頭長野には直球を右翼に運ばれて安打。2与四球などで1死満塁のピンチを背負った。
だが「ピンチで気持ちを一つ上げた」と吉田輝。西川には直球を3球続けて空振り三振。磯村も直球で追い込むと、変化球で三ゴロに仕留め、無失点で切り抜けた。二回以降はテンポも良くなって直球を自信を持って投げ込み、「しっかり指にかかったボールは通用した」と自信を口にした。
最速は147キロだったが、切れも制球もまだ、周囲が期待するものからは遠い。それだけに指揮官は「天井をもっと高く持っている投手」。この1勝がこれからの糧になることを期待する。
昨夏の甲子園で金足農高(秋田)を準優勝に導き、一躍注目を集めた18歳。「ここがスタートライン。もう一度、気を引き締める」。浮かれない姿が頼もしかった。

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